ロータリーソイラーを全圃場で使用中です。これは、耕運しながら耕盤を破壊していく作業機です。預かって長い田んぼでは、強固な耕盤形成が進んでおり、異常な干ばつとぬかるみ、相反する性質が同時に発生するようになってしまいました。ものすごく水はけがよくて何でもよくできていた田んぼが、ぬかるむようになっていました。試しにそこを部分深耕してみたところ、ずいぶん田んぼの調子が戻ってきたように思われます。耕運すると真っ白な細かい土があがってきていたのが、しっとりとした適度な団粒の土があがってくるようになりました。スイートコーンも今年の干ばつに耐え、問題なく収穫できました。劇的に何かが変わるとは考えていませんが、バランスを崩した田んぼをリセットする一つの技術として期待しています。