2023.7.27

現状、弊社のきゅうり栽培は夏秋どり露地栽培なので、きゅうりネットを利用しての摘心栽培が主な栽培方法となっています。ただ、生育後半になってくると誘引、葉かき、芽かきが非常に大変で、訳が分からなくなってくるのも事実です。また、後半は秀品率も下がりやすくなるので、忙しいのに割に合わないなと思うこともあります。

なので、今年、試しに圃場の一部でつるおろし栽培に挑戦することにしました。つるおろし栽培は秀品率が高く、作業も非常にシンプルになるので、後半戦の問題点を一気に解決できる可能性があると考えました。ただ、通常のつるおろし栽培は、露地栽培とマッチングしなさそうだったのと、技術的に難しすぎるので悩んでいたところ、更新型つるおろし栽培という方法にたどり着きました。これを少しアレンジして試してみたいと思います。なにせ、品種が摘心栽培用のものなので・・・。

きゅうりの誘引資材も非常に悩みました。通常ハウス栽培でやっているような、横方向に張ったエスター線に直接洗濯ばさみで固定していくやり方も考えましたが、露地栽培では風がふくため、その一点でのツルの保持は無理っぽいなと感じました。効率よさそうだけどなー。というわけで、上の写真のような誘引紐と洗濯ばさみでやってみることにしました。ちなみに、今は四本仕立ての子づるの摘心をすましたところで、今出ている孫づるを伸ばしてそれを誘引するみたいです。さて、どうなりますか。