2023.2.11

スイートコーンの種まきが始まりました。発芽直後の様子です。播種から50時間程度でしょうか。この状態で温かい発芽床から移動です。スタートの品種は、住化のゴールデンタイム82です。発芽良好でスタートを切りました。95%以上は発芽しています。どうやら、今年の夏野菜の苗床の改良・・・、いいようです。

発芽床に播種して水やりしてシートをかぶせたところです。この後、今見えている一番小さいトンネルをかぶせます。このトンネルにはボイラーのダクトホースを設置しており、10℃設定でまわしています。この小さいトンネルを大きなトンネルで覆っています。なのでハウスの中で2重トンネルになっています。もっとも気を遣うのは播種時の培土の水分量です。水は本当に控えないと発芽する前に腐ります。最近のコーンはすべてスーパースイート系になるので、種の中の糖分含量が無駄に多く、また食べた時に皮が歯にはさまる食感が敬遠されているので、粒皮も非常に薄いです。少しの水でも十分種に浸透します。この白いシーツはタイベックです。水分は通しにくいが空気はある程度通すという優れもの。最小限の水分量で管理するためには必須。光もある程度通すので播種後の管理がしやすいです。発芽床の下のみ農業用のホットカーペットをひいており、播種直後は25℃設定にしています。ここで今の時期だと4,50時間、集中的に温度管理と水管理を行い、一気に発芽させます。

9日前に播種した苗の様子です。ホットカーペットが設置してある発芽床からは移動させています。ここまでくれば、あまり温度はいりません。凍らない程度で十分です。むしろ、あまり温度をかけないようにしています。