2022.10.5

うーーーーーん。なんて嫌な光景だろうか。かわいそうな我々の子供たち。ほぼほぼ枯れてしまい、残ったブロッコリーが寂しく風に揺られています。少し復活して大きくなっていたので中耕除草に入りましたが、・・・これ意味あんのかーーー。実は、9月1日から3日にかけて、ここ香川県多度津町でも大雨が降りました。3日で約150mmの雨量で、特に9月1日、一日で107mmも降りやがりました。やられたー。油断しました。

雨が降るのは前から分かっていて、その日以前はずいぶん干ばつに悩まされていたので我々にとっては恵みの雨と考えていました。多めに降ることはわかっていましたが、底地までカラカラに乾いている状態だったので、少々降っても問題ないだろうと。なので、他の仕事は後回しにして、ブロッコリーの畝たて、定植を行い、その2,3日で約1ヘクタール強、がんばって植えまくりました。その結果、作付け計画よりすこし前倒しの定植となりましたが、・・・これが裏目に出ました。耕運、畝たて直後の大雨は本当に厳しい。耕運直後は土の団粒がほどけていて、これに土壌微生物の菌糸がまわって水に溶けにくくなるまでに少し時間がかかります。菌糸がまわりこむ前に大雨が降ると土塊は全部溶けて土は締まり、おかげで一度入った水が全く抜けません。雨前数日で畝たてをした弊社の圃場は、まさにこの状態で、湿害に弱いブロッコリーは根が死んでずいぶんな量がとろけてしまいました。やられた原因はそれだけではなくて、畝たて機の成型機部分のフレームが破損しており(最近気が付いた・・・)、畝の高さが通常の3分の2くらいの高さになっていたのも痛かった。いずれにせよ、もう少し技術的に向上したいものです。