2023.7.29

非常に良好です。これならきゅうりいけるかも、と初めて思いました。自家調整液肥使い始めて気付いたことがあります。あくまで去年の弊社のきゅうり栽培との比較なので、あしからず。真のきゅうりマスターの生産者達には、ほど遠いです。

第一に、きゅうりがまっすぐになりやすいです。昨年は通路が歩きにくいほど水をやらないとまっすぐになりませんでしたが、今年はそんなことないです。しかも、昨年より秀品率はよいようです。最近、少しキズ果が見え始めたので、少し水が足りないと思います。第二に葉色が全く違います。昨年は真っ黒でしたが今年はリン酸と苦土が利いている色です。少し薄めです。かといって、窒素が足りてないわけでなく、ツルの伸びも堅調です。窒素はやっぱり硝酸態窒素が好きなようです。第三に、新芽の数が非常に多いです。第四に、葉かきはともかく、誘引の作業が楽になりました。去年はツルが軟弱で、ひげがつかむところを探している間に垂れてしまっていましたが、今年はその場所でツルを伸ばしながらキープしてくれてるみたいで、その間に自分で何とかつかまってくれてるみたいです。去年までの状況は、ツルボケという状態だったのかもしれません。第五に病気がすぐに収まります。昨年までは、炭疽病は一回かかったらもう治らない病気みたいに感じてましたが、今年は、農薬一発ですぐに止まります。昨年までは、やはり窒素と水の過剰で、軟弱に育っていたのだと思います。また、水溶性のカルシウムが利いているのも挙げられると思います。いずれにせよ、びっくりの成長ぶりです。

液肥ニードルは・・・、少し使いづらいです。というのも、液肥の投入量の調整は、ダイヤルの調整よりもポンプの水を送る水量の影響のほうが大きいです。具体的に言うと、短いうねの潅水ホース(25m×2)に水を通すと液肥を全く吸ってくれません。長いうねの潅水ホース(50m×2)に水を通すとしっかり吸ってくれます。調べてみると、水を吸い上げる力を利用して液肥を吸っているので、水の出口がどん詰まりだときれいに吸わないらしいです。だから、短いうねは工夫が必要です。